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嵐の前の静けさ。なぜ中国は、尖閣での挑発をやめたのか?

   

動き出すアメリカ

中国が引き上げる直前、ボンヤリ・アメリカもようやく動き出しました。

米「注意深く状況を監視」…中国の尖閣領海侵入

読売新聞8月10日(水)17時0分配信

 

【ワシントン=大木聖馬】米国務省のトルドー報道部長は9日の記者会見で、中国の公船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の領海に繰り返し侵入していることについて、「我々は注意深く状況を監視しており、日本政府とも緊密に意思疎通を図っている」と述べ、米政府として事態を注視していることを明らかにした。

 

トルドー氏は「米国の尖閣諸島についての立場は、オバマ大統領が以前言及したように、明確で長年のものだ」と述べた。尖閣諸島が対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であることを改めて強調し、中国をけん制した。

この最後の部分、大事ですね。2010年9月「尖閣中国漁船衝突事件」の時も、アメリカが尖閣は日米安保の適用範囲である!」と宣言した途端中国はおとなしくなりました。「日米安保なんてクソの役にも立たない!」と言う人もいます。しかし、私はそんな人に「事実として役立っているではないですか?」と言いたいです。正直言うと、アメリカが動き出したのが、「中国撤退最大の理由だろうと思います。

海上保安庁、中国漁民6人を救う

アメリカが中国に警告した後、中国に「撤退の口実」を与える事件が起こりました。中国漁船とギリシャの船が衝突。中国漁船は沈み6人の中国人を日本の海上保安庁が救ったのです。

<沖縄・尖閣諸島>中国漁船と貨物船が衝突 魚釣島沖の公海

毎日新聞8月11日(木)11時22分配信

 

11日午前5時半ごろ、沖縄県・尖閣諸島沖で領海警備中の巡視船が、ギリシャ船籍の貨物船「ANANGEL COURAGE」(10万6,726トン、23人乗り)からの遭難信号を受信した。海上保安庁の巡視船と航空機が、魚釣島沖約67キロの公海上で同船を発見した。

 

同船から事情を聴いたところ、同船がオーストラリアへ向けて航行中、14人乗りの中国漁船「ミンシンリョウ05891」と衝突したことが判明。漂流していた漁船の乗組員6人を救助したが、漁船は沈没した可能性が高いとみられる。海保によると、救助された6人のうち2人が切り傷を負っているが命に別条はないという。

 

漁船は網を揚げる作業をしている時に、貨物船と衝突したという。6人は海保のヘリコプターで石垣島へ移送された。

これに対し、中国側も感謝。時事8月12日。

【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は11日夜、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖の公海上で、ギリシャ船籍の貨物船と衝突した中国漁船が沈没した事故について談話を発表。

 

海上保安庁の巡視船が、漁船の中国人乗組員6人を救助したことに関し、「日本側が表した協力と人道主義精神を称賛する」とコメントした。

この事件が起こったのが11日早朝。直後に中国船は領海接続水域から出ていきました。「中国人6人の命を救ってもらって、さらに挑発する」というのは、さすがにできないですね(アメリカも動き出したし…)。

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